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◇松山・捕虜収容所巡る交流
松山城の井戸から見つかったロシア軍将校と日本人女性看護師の名前が彫られた金貨を題材にした描き下ろしミュージカル「誓いのコイン」が来年4月から、 東温市の「坊っちゃん劇場」で上演される。このほど坂の上の雲ミュージアム(松山市)であった制作発表会では、脚本家らが意気込みを語った。【栗田亨】 松山城二之丸跡から見つかったのは、1899年製のロシア帝国10ルーブル金貨。その後、金貨に彫られた人名が、日露戦争で捕虜として松山市内の収容所にいたロシア軍将校と、収容所に勤めていた日本人看護師とみられることが判明した。 同市では、日露戦争終結後、多くのロシア人捕虜が約2年間収容所にいた。その間に約100人の捕虜が死亡。市内のロシア人墓地では、毎年慰霊祭が開かれている。中村時広・松山市長からコインの話を聞いた坊っちゃん劇場側がミュージカル制作を決めた。 物語は、将校と看護師の間に恋が生まれ、コインに自分たちの名を刻むまでの経緯と、松山の人々がロシア人捕虜を受け入れるまでの過程を、日露両国の舞踊や音楽を交えながら描く。 制作発表会で、脚本家の高橋知伽江さんは「心の国境を超えて理解しあうことを問いかけたい」と話した。また、ロシア人墓地の清掃を続ける松山ロシア人墓地保存会の京口和雄会長は「100年前の松山のもてなしの心を知ってもらいたい」と話していた。 「誓いのコイン」は同劇場の6作目のオリジナルミュージカル。1幕1時間40分。来年4月9日から約1年間上演される。 PR |
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